1. はじめに
Licensing Solution Partner (LSP)様からご契約された間接Enterprise Agreement (EA)にて、EA のご契約者よりAzureポータルからコストを確認した際を想定した内容となります。
間接EA契約を含む各Azureの課金アカウントの概要については、Azure の課金アカウントの種類と課金関連ドキュメントの見方に関してをご参照下さい。
コスト情報参照には、スコープごとに必要となる権限を保有している必要がございます。
表題のエラーに特記しますが、前提としてコスト情報を参照する権限は、利用するスコープに応じて必要となります事予めご了承ください。
2. 対象のエラー
IndirectCostDisabled
Azureポータルの画面によっては、以下の様なメッセージが表示されます。
“Cost Management はプロバイダーによって有効にされていない。課金アカウント(加入契約)の価格を公開するには、プロバイダーにお問い合わせください。”
“価格は、この課金アカウント (加入契約) でパートナーによって公開されていないため、請求の詳細を表示できません。パートナーにお問い合わせください。”
3. 想定される原因と対応
間接EA契約のパートナー マークアップが無効となっている事が想定されます。
この場合、間接EA契約のご契約先のパートナー様 と パートナー マークアップを、パートナー管理者の権限を持つ方から確認と有効が可能かご相談下さい。
もし状況に相違なくパートナー マークアップを有効化できましたら対象エラーは解消されます。
またご契約先のパートナー様は、EAロールのエンタープライズ管理者より該当のEA契約にアクセス後、以下の様な[設定 - プロパティ]のパートナー名よりご確認する事が可能でございます。
[設定 - プロパティ]のパートナー名
4. パートナーマークアップ有効後の補足
パートナーマークアップのみ有効の場合、EAロールのエンタープライズ管理者 がコスト情報を閲覧できる状態となります。
Azureロールの所有者やEAロールのアカウント所有者でもコスト情報を確認出来る様にする場合は、EAロールのエンタープライズ管理者から該当のEA契約にアクセスし、以下の様なアカウント所有者は料金を表示できるを「オン」にする必要があります。
ポリシー設定画面に関して
※ 2025 年 2 月 18 日時点の内容となります。
※本情報の内容（添付文書、リンク先などを含む）は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。